井ノ原の言いたいこと ~日本の教育について~

教育について考えたい。そんなブログです。Twitter→@kyoushinotameni

40人学級はもう古い。

新型コロナウイルスの影響もあって、各学校で分散登校による約20人ほどの授業の期間が続いたのではないでしょうか?

先生方どうでしたか?

普段より一人一人のことをしっかり見ることができませんでしたか?

児童生徒のみなさんはどうでしたか?

一人一人に寄り添った授業になっていませんでしたか?

 

私はとてもやりやすかったと感じています。

一人一人を観察したり、ざわついても収まるまでがとても早く、そもそも少ないと生徒自身も見られている意識が働くのか、授業をサボる生徒が減ったように思えます。

ちなみにこの1クラス20人という人数は世界的に見ても平均です。(2017年のOECDの統計データによると1クラスの平均は中学校23人、小学校21人)

ちなみに日本の平均は中学校32人、小学校27人だそうです。

どう考えても多いですね。

こどもは減りましたが、SNSの台頭によるネットいじめをはじめとした新たな問題が増えました。

体罰は厳格に罰されるようになり、ちょっとした言葉でもクレームを言われるようになりました。

また保護者の発言力が強くなり、塾という新しいツールが普及し、ますます学校の立場が弱くなっているように思います。

そして学校が「なんでも屋」といわれるようになりました。

そんななかで教師になりたい人は減り、採用者数は増えていますが、退職者のほうが多いので教員の総数は若干減っています。

 

こどもが減ったから教師を減らすのではなくむしろ教師を増やし、今こそ少人数学級を成立させましょう。

1人で40人見るよりも、1人で30人見たほうがいいし、1人で20人見たほうがもっといい。

1学年82人しかいないのなら、41人×2じゃなくて、27×2と28の3クラスにしましょう。

そうすると担任の負担も減ります。

保護者にとっても連絡しやすくなるはずです。

というか1クラス40人なんていう方法をとっているから密な状況が生まれるんです。

 

日本の教師の多忙を軽減し、よりきめ細やかな対応ができ、時代のニーズにもあった少人数制。

 

実施してほしいなぁ…