井ノ原の言いたいこと ~日本の教育について~

教育について考えたい。そんなブログです。Twitter→@kyoushinotameni

学校でクラスター 

学校でクラスターが発生しましたね。

今回のクラスターは認められたのでしょうか。

 

何度も訴えていますが学校で感染が広がるのは当たり前のように思います。

生徒全員が先生の言うことを聞くわけではありません。

マスクをつけろといってもその場でつけてもすぐ外す生徒は一定数います。

休み時間なんてつけている生徒のほうが少ないのでは?と思うほどです。

 

私は比較的若いのでかかってももしかしたらすぐ復帰できるかもしれませんが、再任用のおじいちゃん先生や、校長先生、50代ベテラン教師が感染した場合すぐ復帰できないかもしれません。

 

私が入院するよりもベテラン教師が入院するほうが学校としては痛手でしょうし、副教科などの1つの学校に一人か二人しかいない教科の先生が感染したら授業ができなくなります。

現在、20代の感染が目立っていますが、そこから広がるのは時間の問題でしょう。

20代が多いから重症化率が低いだけで広がっていけば増えていくことも考えられます。

 

何度でもいいます。

コロナに対する経済の基準と、学校の基準を分けてください。

そこまでして休みが少なく、行事も中止で、学校に登校させ、40人で、詰め込み授業をする必要がありますか?

 

せめて

休みが少ない→休みの確保

行事中止→簡易版でもいいので実施(明確なガイドラインの提示)

強制登校→登校選択制

40人授業→20人授業

詰め込み授業→内容の取捨選択による軽減

このどれかを最低2つ実践すべきでしょう。

 

オンライン授業が実施されれば、密な教室は回避できます。

先のことも考えればはじめは逆に時間がかかるかもしれませんが、オンライン授業であれば、一人で40人以上の生徒に向けて授業を展開できます。

そうなれば、コマ数が減るので先生の負担は軽減されるはずですし、一斉に進むのでクラスによる進度の差や、空いている先生が質問対応者として参加すれば細かい対応もできます。

 

内容の取捨選択については、学校によってカリキュラムが違い、高校で言うならば、三年で習うことを二年で習ったり、順番を入れ換えて学習する場合もあります。削ったところを先にしていた場合、結局詰め込むことになりますし、正直学校再開されてから言われても手遅れな部分は大きいです。また削った部分はしなくてもよいのか?という話にもなります。

 

先日安倍総理が「感染症をはじめ、今後、どのような事態が生じたとしても、子どもたちの学びを確実に保障できる教育システムを構築していくことが必要だ」と発言した模様。

なにを今さらという気持ちが強いです。

日本は災害が多い国です。

梅雨で洪水が起き、台風は毎年のように甚大な被害を出し、数年に一度大規模な地震が襲います。他にも雪や異常な暑さなどありとあらゆる災害が襲ってきます。

 

今回は感染症ですが、子どもたちの学びを確実に保障できる教育システムを構築を東日本大震災西日本豪雨台風19号の経験から必要だと感じなかったのでしょうか。

 

なにもかも遅い。

 

人材育成に力を加えないと、日本の強みはなくなる一方であるのに。