井ノ原の言いたいこと ~日本の教育について~

教育について考えたい。そんなブログです。Twitter→@kyoushinotameni

学校再開派の主張に意見します。

昨日の記事が思っている以上の人に読んでいただき、驚いています。

今日は学校再開派の主張をいくつかピックアップして、意見していきたいです。

 

主張①インフルエンザのほうが死んでる。

反論①これに関しては「コロナとインフルを比べるな」という記事で投稿しているように、ある程度のウイルスの性質や特性、治療法、ワクチンがわかっているインフルエンザに対して、まだ不明な点が多く、薬のないコロナを比べても比較にならないということです。

インフルエンザ流行期に今回のような休業・休校措置をとればコロナと比べて人は死ぬんでしょうか。

逆に休業・休校しないでコロナ流行期を迎えたらどうなったんでしょうか。

わからないので比べるのはやめましょう。

 

主張②子供は感染しにくい、死なないから大丈夫。

反論②子供同士の感染は確認されています。世界的に見ても子供の死者数は少ないとされていますが当たり前だと思います。今、世界中のほとんどが休校措置やオンライン授業で子供が集まる場所がありません。密な空間を生み出すことのほうが多い大人のほうがかかるに決まってます。重症化しにくいからといってコロナにうつっていいわけではないですし、子供から大人への感染の可能性が0じゃない以上、感染しないことにこしたことはないのです。

 

主張③子供の学習機会を奪うな

反論③―1約3ヶ月の遅れを取り返すために夏休み、冬休み、土曜日を短縮・返上して詰め込み授業を行う。

学校は学習機会を用意すればいいってことでしょうか?

子供が理解せずともとりあえず教えればそれでいいと?

この詰め込み休みなし学校を経験した人はいません。家庭によっては親より休みが少ないなんてこともあるでしょう。平時でさえ詰め込み教育が問題とされているのに、それよりも詰め込む。学校嫌い・ドロップアウト・登校拒否・鬱・無気力といった子供を生み出す可能性が非常に高い。そうなると学習機会を奪うことになる。

 

反論③―2教師はコロナにかからないと思っているのですか?無理に登校させ、教員がコロナに感染した場合、子供ではないので重症化する可能性は高いです。おじいちゃんおばあちゃん先生もいます。教師がコロナに感染したら誰が授業を教えるのでしょうか。一人二人なら他の教員で埋め合わせがきくかも知れませんが、美術や家庭科などそもそも教員の少ない科目や三人以上長期間の欠席がでると現場は回りません。それこそ教育機会を奪うことになりませんか?

 

主張④教師のするオンライン授業なんてしれてるからするな。

反論④だれがやったってはじめは下手くそなんです。そんなことを言っていたらいつまでも学校にイノベーションは訪れません。いつかはオンライン授業を行う日が来るのです。必ずうまくなります。導入しましょうよ。

 

私がTwitter上で見た学校再開派に対しての意見です。

みなさんはどうお考えですか?