井ノ原の言いたいこと ~日本の教育について~

教育について考えたい。そんなブログです。Twitter→@kyoushinotameni

休校中の課題と宿題

「学校は家庭に丸投げしている」とか「宿題が多すぎる」など保護者の悲鳴が報道されるようになりましたね。

 

休校中の課題。

一応学校のコマ数と同じ量くらいの課題が出されていると思います。

内容は復習や暗記物が多いでしょう。

なぜなら、課題にしやすい、チェックしやすい、量を稼ぐにはもってこいだからです。

だから単純作業を課す課題が多いのです。

こういった課題は生徒にとって時間がかかる、つまらない、楽しくないのオンパレードでそりゃやる気も削がれます。

保護者はやりなさいというでしょう、これがまたやる気を削ぎます。

私が生徒だったら絶対やりたくないですよ。

「成績のため」にやりますが。

 

つまるところ、生徒に対してやる気を引き出す要素が、「成績のため」しかないことに問題があります。

あとは怒られたくないという負の要素ですか…

 

今の小・中学生にとってはその「成績のため」という要素すら薄いものです。

よい成績を残しても、残さなくても、学年があがるのですから。

余計に生徒はなんのために課題をするのか?という疑問が膨れあがるだけでしょう。

そこまで考えて課題を出している教師ははたして何%にあたるのか…笑

 

こうしてつまらない課題はなんの意味のなさず、ただ学習の保証として与えるだけ。私としてはそんな課題では学習の保証なんてできてないと思います。

個人的にはその程度の課題はしなくていいと思います。

家庭にいる時間が長いのにつまらない課題のせいで喧嘩になんてなってほしくないですし。

 

さてさて、せっかく休校課題という長期間に渡る課題ラッシュがあったのに、おもしろい課題をつくらずただやらせるだけ。

あなたが学生のとき、

・自由研究はめんどくさいけどやり始めるとこってしまったこと。

・絵日記だけは気合いが入ったこと。

・読書感想は宿題のために読んでいたけど読むことにわくわくして続編も読んでしまったこと。

こんな経験はありませんか?

子供は楽しいと感じると勝手にやる気を出す。

やらなくていいことまで勝手に学ぶ。

そういった好奇心をくすぐる課題を出せばよい。

そういった課題を考える時間はあったはずだ。

楽しい課題は楽しい学びへのつながり。

そういった経験がないまま大きくなると、学ぶことに対して億劫になり、授業への無気力や反抗心に繋がる。

せっかくの時間を授業準備はまだしも、グラウンド整備や草むしり、宅配につかってる場合じゃない。

 

課題例についてはまたの機会に。