井ノ原の言いたいこと ~日本の教育について~

教育について考えたい。そんなブログです。Twitter→@kyoushinotameni

夏休みの短縮

夏休みが短縮されることがほぼ全国の小中高校で決まったんじゃないでしょうか?

自治体や校種よってどれぐらい短縮するかはバラバラだとは思いますが、夏休みが10日だけになったり冬休みも4日ほど削られたりと大変ですね。

誰が大変か。

教師も生徒も保護者も大変でしょう。

教師にとってはコロナによる詰め込みによる疲労と、二学期への準備期間がなくなり、部活もして、今まで以上に残業祭りになることは必至でしょう。さらに消毒作業や生徒が密にならないように休み時間でも注意しないといけません。これはかなりのストレスでしょう。

いつまでこんな根性論を続ける気なんですかね。

慢性的な人手不足問題を解消せず、学校のイノベーションを後回しにし、外部の参入を避け、独自の多様性も柔軟性もない学校を作り上げ、放置してきたつけですね。

 

生徒にとっては遊びたい気持ちを抑えて自粛をがんばってきたのに、夏休みがほとんどなくなり、七時間授業や土曜も授業をしてまったく遊べません。学校でも私語を慎むように注意され、楽しく昼食もとれません。行事もなくて授業三昧。

暑くてもマスクをし、感染リスクに加えて熱中症の恐怖もあるなかで学校にいく。想像するだけでストレスですね。

なんのための学校なんでしょうか。

カリキュラムを終わらせることが、最優先事項なのでしょうか。

 

辛くなったら休んでください。

 

今あなたが無理をして学校にきても、得られることは普通の学校の三分の一もないのだから。

 

むしろ、体調不良はコロナや熱中症のリスクしかないので、休みましょう。

 

保護者にとっても普段より大変な夏がまっていることでしょう。

一部保護者は昼御飯を作らなくて良い、食費を抑えられる、やっと静かになるなどと喜んでいるようですがなぜそんな表面的なことしか見れないのですか?

あなたのお子様は想像以上のストレスを感じて学校に通うことになります。

残念ながら学校にできるウイルス対策なんてしれています。

死地に送り、ストレスを軽減できる場所がない。

そうなるとこどもが学ぶことを辞めてしまったり、引きこもってしまったり、家庭で荒れることてしょう。

引きこもりや不登校が悪いとは言いませんが、保護者にそこまでの覚悟がありますか?

こどもはストレスまみれです。

優しくしてあげてください。

休ませてあげてください。

プレッシャーをかけないでください。

 

誰も得しない夏休みの短縮。

いやーまったくもって無意味ですね。